2016年06月16日

妊娠後期のジカウイルス感染

Zika Virus Disease in Colombia − Preliminary Report


小頭症の原因となるジカ熱、もしくはジカウイルス感染症(ZVD)は、妊娠後期に感染しても、胎児の小頭症は起きない可能性が高い、コロンビアから報告がありました。

A total of 11,944 pregnant women with ZVD were reported in Colombia, with 1484 (12%) of these cases confirmed on RT-PCR assay. In a subgroup of 1850 pregnant women, more than 90% of women who were reportedly infected during the third trimester had given birth, and no infants with apparent abnormalities, including microcephaly, have been identified. A majority of the women who contracted ZVD in the first or second trimester were still pregnant at the time of this report.

妊娠後期に ZVD を発病した 1850 人のうち、90% が出産し、現時点では小頭症などの明らかな先天性障害は認められなかったそうです。

他の先天奇形を生じる感染症(TORCH 症候群)も、妊娠初期ほど問題が生じやすい、ということが知られており、ジカ熱も同様の振る舞いをする可能性があります。風疹では、妊娠20週までの感染で、何らかの先天性風疹症候群が生じることが知られています。

ただし、妊娠前期、中期に ZVD を発病した妊婦達は、まだ出産時期を迎えておらず、どの時期までが安全なのかは未だ分からない、という経過報告です。
posted by 久住英二 at 08:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 感染症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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